四ツ橋跡

2022年12月30日金曜日

記念碑 史跡 西区

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大阪市西区に「四ツ橋跡」の石碑があります。

四ツ橋跡

 

四ツ橋(ひらがなで「四つ橋」とも表記することあり)はこの一帯を指す地名となり、現在では幹線道路の名前(道路は「四つ橋筋」表記)や地下鉄の路線名称(路線名称は「四つ橋線」、駅名は「四ツ橋駅」)としても採用されていますが、元々はこの地に架かっていた橋の総称だということ。

大阪では江戸時代、水運のために街中に堀川が開削されました。この地で、南北に流れる西横堀川と、東西に流れる長堀川が十字に交差していました。

西横堀川は現在の阪神高速道路、長堀川は現在の長堀通にあたります。いずれも現在は埋め立てられています。

ちょうど現代の横断歩道のように、十字の角を結ぶ形で橋が4つかけられました。そのことで4つの橋を総称して「四ツ橋」と呼ばれるようになり、周辺の地名へと転化しました。

そして四ツ橋の名称は、大阪市電の停留所名称、そして市電が廃止されたあとは地下鉄の駅名として採用されています。

しんまちすぎてよつばしの ふうけいひとめわたる せんろもここはこうさてん みずじゅうじながれたり

(大阪市街電車唱歌)

またこの地を通る南北の筋は「四つ橋筋」、そこを走る地下鉄、およびかつて走っていた市電は「四つ橋線」と名付けられました。

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